アクセスのない直売所
HPをご覧になられた馴染みお客様から「直売所へのアクセスがないのはなんで?」との質問をよくされる。
当園は直売所へのアクセスを設けるつもりがない。
農産物って、もともとはその地域のものだ。その人が暮らす街に根付くべきものだ。
お客様の中には、「誰それから聞いて」と、はるばる遠方より足を運んでいただく方もいらっしゃる。身に余るありがたいことではあるのだけれど、当園はそんなに御大層なものではないと思う。自分で言うのもなんだけど。
「きっと、あなたのお住まいの近くにも農業を営む人が必ずいるはずです。その方を見つけて応援してあげてください。」
そんな風に申し上げている。おそらく、それが一番いいことだと思う。ただでさえ、農産物のあぶれている世の中なのだ。よそ様の地域のパイまで奪うこともない。
そもそもの話が直売をしている期間も、販売している時間も短いのである。それなのに大々的に宣伝しまくってもねぇ…。
季聞屋の直売所が生活圏にあり、朝の時間にふらっと立ち寄ることのできるライフスタイルの方。つまりは直売所へ来ていただいたお客様にのみ、ちょろっと知っていただくだけたら、と思って作ったHPとブログである。
そんなわけで、アクセスを設ける必要もないのだ。
野菜も、花も、そんなに遠くまで一人歩きはさせたくないしさ。